私たちがロケットや人工衛星にふれる機会は、展示や映像といった形でしかないかもしれません。 しかし、国の予算で開発された宇宙船であればこそ、メディアを通じて人々に夢を語りかけ、 私たちが所有するものとしての喜びを見出せるアピアランスを持つことは重要ではないでしょうか。 科学的合理性と、美しく魅力的であることは必ずしも矛盾し、妥協しあうものではなく、互いに響き合い一致する瞬間があります。
本プロジェクトは、宇宙開発においてその一致点を見いだし、美と合理性を共に備えた宇宙船のデザインを目指しています。 今回展示するのは、宇宙開発技術者とのミーティングの中から導き出された有人小惑星探査機のイメージモデルです。