筧康明研究室

COMP*PASS

中垣拳(M1)

「描く」という行為は、身近な創作行為の一つです。本研究では、コンパスという道具に着目し、この仕組みにデジタル制御を加えることで、単純な操作で多様な図形を実際の紙の上に描画するインタフェースを提案します。このインタフェースは、コンパスの「測り取る」という機能も拡張し、実世界の物体の形状を計測し、その場で紙の上に描画するという実世界におけるコピー&ペーストを可能にします。コンピュータによる作業支援をディスプレイの中から解放し、身近な道具にシームレスに統合することで、紙の上における描画行為を豊かに拡張する道具の提案をします。

temporal

関口愛理(B3)

temporalはキャンバスに時間が刻まれることでできあがる絵画とそのインタレーションです。
本作品において、作者は“はじまり”と“おわり”を決める役割のみを担いキャンバスにインクという命を吹き込みます。一点に置かれたインクは一定のリズムを持って展開され、線、カタチ、濃淡をもつドローイングが徐々に形成されていきます。
そして作者は絵の成熟を見守りながら「頃合い」を見定めキャンバスを額から外します。そして絵はちょうど良い「頃合い」で完成します。temporalは時間の表現であり、時間による表現でもあります。絵画のプロセス自体を表す時間がキャンバス上に刻まれ、それを刻むのもまた、時間なのです。

syncFish mini

池澤彩野花(B4)

syncFish miniは、人とメダカの「触れ合い」を支援する水槽です。
アクアリウムの「観賞」は、人が観賞魚を観賞するという、いわば一方的な関係に留まってしまいます。それに対して、ペットとしてよく飼われている犬や猫などの動物は、直接「触れ合い」を持つことで、人と双方向的な関係を結ぶことができます。人とメダカの関係にも、このような「触れ合い」を取り入れることは不可能なのでしょうか。
今回は「人とメダカの関係の再構築」をテーマに、インタラクティブな水槽の制作を行いました。

Eyefeel & EyeChime

細堀麻子(M2)

本研究では、視線情報を他のモダリティの情報に変換・重畳し、視覚のみならず聴覚や触覚で感じ・伝えるインタフェースを提案します。相手の視線を直接感じ取ったり、相手に視線を送ること自体は難しくありません。しかし、視線をやり取りすること自体に恥じらいを感じたり、相手の注意を惹いたりメッセージを強調させるために相手に視線を送っても、それが伝わらない場面がしばしば見られます。インタフェースを通して、普段あまり意識することのない視線に対して意識的になること、視線を合わせることの敷居を下げること、視線を介した新たなコミュニケーションの形を誘発することを狙います。

涙ホタル

三谷真梨奈(B4)
協力:中川真衣

涙ホタルは、コンテンツ鑑賞時に感動したり悲しんだりして流す涙を光に変換します。Tearsenseというテープ型のセンサを目の下に貼付け流れた涙を検出し、それを暗闇の中のホタルのような光の明滅に変換することで周囲に涙を流したことを共有します。他者の反応を感じとりながらコンテンツを観賞することで、そのコンテンツに対する新たな視点を与えたり、コンテンツに対する興味がより深まることを期待します。今回は、実際にテープ型センサを顔に貼付けていただき、多人数で映画を観賞するワークショップを行います。

dePENd 2.0

山岡潤一(D1)

dePENd2.0は、アクチュエータの振動によってペンを任意の方向に移動させ、日常的な紙とペンによる描画をアシストするペンキャップ型デバイスです。視覚的ではなく触覚的にペンの方向を提示することで、創作活動を阻害することなく、直感的に描き方を伝達したり、描画スキルを向上することができます。
リニア方向に振動する振動アクチュエータをキャップに3つ配置し、任意のアクチュエータを振動させることで、アクチュエータの遠心力によりペン先が任意の方向に滑るように移動します。直線を描画できるようにずれを補正することや、ペンの速度の加速・減速などができます。

HABI tools

西原由実(研究員)

近年、身体や脳の機能回復に向けて様々なリハビリテーションのアプローチがされてきました。しかし、症状やその度合いは人それぞれで、障害を治癒する手法 は個人により異なります。HABI toolsはリハビリで回復を目指す人を支援するカスタムツールです。リハビリに必要とする特定の運動を利用者に促し、センサでその動きを記録することができます。今回は実際の患者の依頼から腕を動かすトレーニングの成果を記録・提示する作品を紹介します。今後は開発したツールをネットで公開することで、個人の課題や成果を人と共有可能にすることを目指しています。

Chrono Belt

木原共(B2)

私達の感じる時間の長さは主観によって大きく左右されます。同じ1時間でも友人と楽しく過ごす1時間は短く感じますし、退屈な仕事をしている1時間は長く感じます。Chrono Beltは身体に正確な時間を刻むことで、人間の曖昧な時間感覚を変えるベルト状のデバイスです。ベルトに付いた振動アクチュエーターが時計の秒針・長針・短針の位置を再現し、このベルトを巻きつけた装着者の体に正確な時間を刻み続けます。装着者は正確な時間が常に1秒間隔で把握できるようになり、世界に対する認識の仕方が変わっていきます。

Iridescent I/O

平山詩芳(D3)

本研究では、シャボン玉を用いて設置環境からの影響を受けて偶発的に変化する実体インタラクティブメディアを提案します。今回展示するこの作品では、センサーにシャボン玉を人の息によって吹き付けることによって、音楽や照明など、それぞれに対応した様々なアウトプットが動き出します。シャボン玉は人が触れたり、強い風が吹いたりすると割れて消えてしまう繊細な素材であり、シャボン玉が割れるとシステムも停止してしまいます。このような仕組みによって、「いつ、どこでも、正確に」という従来の道具によって提供される安定した挙動とは反対に、無限な時間の中から物事の一瞬を切り取ります。

山中デザイン研究室

平面と立体と間

荒牧悠(M2)

四角を描いて何本かの線を付け足すと、奥行きが生まれ、サイコロのように何事もなくそこにたたずみ、更には中に何かが入るような箱にもなり、私たちは与えられた線から立体と空間、意味を読みとろうとします。紙の上にのせられたインクによる線と実体を持つ針金の線によるそれぞれの視覚体験に差はあるのだろうか、あるとしたらどこにあるのだろうかという疑問を持ちました。本作品では、針金を用いた平面と立体のピース、オブジェによって、その疑問への答を見いだすきっかけを得ようとしました。

陸上競技場下腿義足 Rabbit ver.4.0

折笠舞(B3)
開発・展示:山中俊治(東京大学・慶應義塾大学) / 荒牧悠(M2) / 高桑早生(B3)
協力:財団法人鉄道弘済会義肢装具サポートセンター / 株式会社上毛義肢 / 株式会社今仙技術研究所

2008年より”美しい義足プロジェクト”として開発を進めてきた陸上競技場下腿義足は、少しずつその形を変えてきました。走ることさえままならなかった日々を経て、人との関わり合いの中で確かな一歩を重ねてきたRabbitは、いよいよ実用に耐え得るプロダクトへと姿を変えました。
そして2013年、夏。私たちの夢をのせた"美しい義足” Rabbit ver.4.0は、IPC世界陸上競技世界選手権大会の出場した高桑早生選手と共に、フランス・リヨンを駆け抜けました。世界の舞台で煌めいた銀色の光は、赤いタータントラックの真ん中で、未来へ向かって走り始めたのです。

生物分類学を知るプロダクト

山中港(B4)

人間は常に物事をカテゴライズする事により、そのものを認知しています。これは生物に対しても同様で、成り立ちを元に分類する事により、それぞれの存在を定義づけしているのが所謂「分類学」です。しかし、このように私たちの認知の基本システムに則っていながら、分野外の人間にとって理解しやすいとは言い難く、いまだに馴染みのない存在となっているのがこの分野の現状です。本研究ではそんな分類学の与える情報を、より簡単に伝え・広めるプロダクトの制作を行っています。無数の生き物の中で、自分たちは、身の回りの生物は、どこからきてどこに立っているのか。小さな発見から生物への理解を深める、そんなツールを目指しています。

都市ゲリラのメソッド

Hermit-大長将之(B3)

わたしは、大道芸人です。確固たる立場をもたない大道芸人はサービスが高度に専門化・細分化された社会において、とても曖昧な存在です。路上をまたたくまに劇場へと変容させるわたしたちは、ともすれば青い国家権力に排斥されてしまいます。それでもわたしたちは道を「場」に変えることを楽しみ続けています。近代社会へのアンチテーゼ。路上を舞台に生活を営む。そんな人々を現代の都市における「ゲリラ」であると位置づけ、その都市ゲリラ的手法を探求しました。

ことばのかたち

高橋杏子(M1)

世界には、色の名前が2つしか無かったり、”右・左”にあたる単語を持たない言語があるそうです。
私たちは自らの母語によって切り分けられた世界にあまりに慣れていて、その捉え方は唯一無二ではない、という事になかなか気づきません。けれどそれに気づいた時、今まで捉えていた世界の不確かさや、曖昧さが見えてきます。
私はそんな「思考の変容」に興味を持ち、ことばをテーマにした作品を製作しています。
日々当たり前のように用いている言葉が、私たちの認識や思考にかけるバイアスを、作品から感じて頂けたら嬉しいです。

田中浩也研究室

wooden fabric 木質繊維体

秋吉浩気 (M1)

本研究では曲げ加工や金属のジョイントを使用せず、合板のみを用いた自由曲面形成の為の新しい工法を提示しています。どのようにして加工プロセスを単純化し、建築性能を担保させ、システム全体に冗長性を持たせるのかといった問題に取り組み、それらを 1)ジオメトリの離散化、2)マテリアルの離散化、3)ファブリケーションの離散化、といった手法によって解決しています。結果として、局所的に再分解可能な性質を帯びる事に成功しました。ユーザーが任意に入力したサーフェスモデルを、プログラムが切削可能なデータに掃き出してくれます。また、本システムを基に計画中のFabLab広島の設計プロセスや設計案も同時に展示します。

chair"X"

秋吉浩気 (M1) / 株式会社岡村製作所(共同研究)
綾田孝世(B2) / 淺野義弘(B2) / 吉田正人 / 森川好美(B2) / 宍戸直也(B3) / 守矢拓海(B1) / 浅倉亮(B3) / 木場晋太郎(B3) / 深井千尋(B2) / 福田香子(B1)

ここでは、田中浩也研究室の新規受講生である学部1・2年生を対象とした、「自分の為の、自分だけの椅子を作る」という授業課題と、その成果を公開しています。彼らは多くの人と同じように、Rhinocerosの様なモデリングツールや、ShopbotといったCNCミリングマシンの使い方、木の扱い方すら知りませんでした。このプロジェクトでは、RhinocerosとそのプラグインであるGrasshopperの使い方や、製作に必要なレーザーカッターや3Dプリンタ、CNCミリングマシン等の使用方法を教え、受講する学生に実際に自分の椅子を製作してもらいました。

fab"X"

秋吉浩気 (M1) / 株式会社岡村製作所(共同研究)
綾田孝世(B2) / 淺野義弘(B2) / 吉田正人 / 森川好美(B2) / 宍戸直也(B3) / 守矢拓海(B1) / 浅倉亮(B3) / 木場晋太郎(B3) / 深井千尋(B2) / 福田香子(B1)

私たちが次にトライしたのは、都市の中でfabをする為の"道具"の製作です。工房の様な閉じた空間だけでなく、公共の外部空間でもモノ作りは可能か?といった仮説のもと、研究室周辺の横浜市中区一帯を敷地とし、製作を行いました。個人の欲求によるものづくりではなく、ソーシャルな欲求によるものづくりを目指しました。ソーシャルの対象となるのは、人や人が感じたコトではなく、都市や都市に溢れるモノたちです。都市に点在する特異な”場”そのものがどうなりたがっているのか?都市に偏在する意味を持った"かたち”たちがどうなりたがっているのか?モノとの対話から、モノを作ることによって社会に創造力と妄想力を還元します。

3次元メリヤス編み

廣瀬悠一(M2)

編み物の構造は、デジタルな表現、すなわち0と1によって表すことができます。編み目がある部分を1、編み目がない部分を0とするのです。これは、編み物の、編み目という離散的な要素の集合によって全体を構成しているという特徴によるものだと言えます。
本研究では、この編み物の離散的な性質を密実な(中身の詰まった)立体物に応用する手法を考案しました。密実な立体物を「編む」ことができれば、従来編み物の対象とはならなかった「かたいもの」に、編み物の持つ可逆性、更新可能性、再現可能性を付与することができるはずです。
今回は、この手法を用いて人の頭部の形状を編みました。

電子手芸部

中澤未来(B4)

電子工作をより多くの人に楽しんでもらうために、電子手芸部はつくられました。電子手芸とは、縫って編んで、切って描いて、電子回路をつくることです。ハイテクとローテクの融合した新しい電子手芸という作り方を提案し、電子工作と手芸の魅力を紹介します。

脇田玲研究室

Syn/Asyn_CLK

裏出祐太(B4)

音響に視覚的な刺激を提示すること,あるいは映像に聴覚的な刺激を提示することは,その音響と映像のセットを, 私たちがどうやって知覚するかに強い影響を与えます.
本作品は, コードによってリアルタイムに生成される音響と映像のリズムパターンが, 同期する場合と非同期する場合とで, 視覚および聴覚に同時認識させる自然さや違和感を表現します.

Your Baby ?

堀晃(B1)

"遺伝子のコピー&ペースト"が可能となった20XX年。生まれてくる子どもたちは受精卵の段階で、両親にとって好ましい遺伝子を組み込まれるようになりました。ある日、あなたは知らぬ間に遺伝子をハッキングされ、目の前にはあなたの遺伝子が組み込まれた赤ん坊の姿が。Your Baby ? は生命科学の近未来に対する思考実験として制作したバイオメディアアート作品です。

Electric Knot Wrapping

松山彩香(B4)

人は古くから一枚の布を生活の様々な場面で活用してきました。日本には風呂敷で贈り物を包む習慣があり、布の一部を結んで形作ることで一枚の布を別の姿に変化させています。本研究では日本人が古くからなじみのある「結び目」に着目し、一枚の布と導電性素材を用い、ユーザの手で作られる結び目を利用したe-テキスタイルの新たな表現方法を提案します。

Origamic I/O device

海宝竜也(B4)

日本の伝統的造形活動である折り紙とコンピューティングを融合することで、従来の折り紙作品の持つ静的で繊細な造形表現に加え、動的な色彩表現を可能とします。折り紙の素材性を失うこと無く、新たな電子的な機能を付与することによって、従来の制作活動とは異なった体験を利用者に与えます。

加藤文俊研究室

粗悪なもの

郡司斐(M2)

私たちがふだんの生活の中で関わるさまざまな場所やメディアには、派手で騒々しい見た目のものが数多く存在しています。人の生活風景を乱すものとして批判されることも多いそんな「粗悪なもの」から、美しさを発見します。

編集者の実践知

尾内志帆(M2)

私たちは常に周りの人との関係性をデザインしているといえます。本研究は、筆者が雑誌編集者として6年間勤めるなかで実践してきた、メディアを介して人と人とをつなぐコミュニケーションのあり方を明らかにする研究です。単なる雑誌記事の取材にとどまらず、ときには著者や読者と家族のような関係性を築くなかで、どのように雑誌づくりを行っていたのか。自らが当時書き綴ったブログやSNSの利用状況を振り返りながら、編集者の実践知について考察します。

Every Woman's Clothes in Azamino Sakuranamiki

笹野結衣(B4)

「あざみ野の人たちのことをもっとよく知りたい、仲良くなりたい」 ただこの気持ちだけで、あざみ野の桜並木を歩く女性たちを、5ヶ月間、毎日1日1時間、ただひたすらスケッチし続けました。

ライン

青山大毅(B4)

わたしは、三宅島である少年と友だちになりました。三宅島の小学生と、内地の大学生というふしぎな「つながり」。そんなわたしたちが、一緒にドキュメンタリーを制作しました。『ライン』は、彼とわたしが出会ってからいままでの「軌跡」であり、わたしたちのこれからをつなぐ、細くて強い釣り糸のような「線」となります。きっとみなさんの周りにも見えない「ライン」があります。ひととの「つながり」について、考えるきっかけになれば幸いです。

水野大二郎研究室

洋裁2.0

川崎和也(B2)
青木優莉(B3) / 浅野花奈(B3) / 池田真梨子(B3) / 小川桃(B3) / 寺部妙香(B3) / 中田茉莉香(B3) / 藤沢かれん(B3) / 川崎和也(B2) / 高橋雄之介(B2) / 物井愛子(B2) / 伊集院琢磨(B1)

一見すると、うつろいやすく刹那的な文化として理解されるファッションの言説から取りこぼされてきた側面は「洋裁」という言葉で言い表すことができます。日々の暮らしと密接に関わった装いの文化は、したたかに繕われてきました。多くの家庭にミシンが一台はあったことを思い返してみましょう。現在、新たな技術を得て変化しつつある日常的な装いの状況を「洋裁2.0」として理解してみます。技術が、文化が、暮らしが変わる。この変化は同時に、生活芸術としてのデザインという営み一般にも関係します。私たちの生活を支える衣食住のうち、まずは衣「について」考え、結果として衣「から」これからの社会を推論してみましょう。

Design critique period + team:Rhetorica

川崎和也(B2)
永良凌(B1) / 瀬下翔太(B4) / 太田知也(B4)

『period vol.1』は、現在のデザインのシーンを形作ろうと試みている「状況の世代」と呼べるデザイナーたちへのインタビューを通して、デザインを学ぶぼくらがいま何をどのようにしてデザインしてゆけばよいか考えることを目的としています。ぼくらの世代は何に着目すべきか?(G, Perec)『Rhetorica#02』のコアな関心は、常に自分の態勢をどこまでも変容させていくこと、すなわち自在な変身にあります。思想とビジョンを身体に宿すための技法としてデザイン概念を再定義することで、ヴァーチャル(P, Levi)な未来像へと到達することができると考えています。

岩竹徹研究室

Color Phase

田所淳(D1)

映像と音響を同時に奏でる「楽器」として演奏する、オーディオビジュアルパフォーマンスです。音響と映像は、全く何もないゼロの状態から全て生みだされます。あらかじめ素材を用意することなく、全てはその場で純粋にコードにより生成されます。画面上に描いた点や線や面がシンプルな音を生成し、そうした単純な図形のレイヤーが幾重にも連なり複雑なパターンへと変化するのに呼応して、音響も複雑なテクスチャーを獲得し演奏にあわせてゆるやかに変化していきます。

LFOperater

村岡和樹(B4)

LFO(Low Frequency Oscillator)という周期信号を利用し、パターンを変化させていくライブパフォーマンスです。 このソフトウェアは音楽的な”ゆらぎ”や”ズレ”に着目し開発しました。LFOの周波数と位相をコントロールすることで、ランダムなものとは違った有機的なパターンを生成することができます。ソフトウェア内部では16基のLFO信号を16基のサンプラーに自由にアサインでき、様々なパターンへ自由に移行することができます。またそれぞれのサンプラーにはFFTフィルター、ピッチシフターなどの機能を実装し、より音楽的な表現を可能にしました。

藤田修平研究室

チョコレートケーキと法隆寺

向井啓太(B4)

向井啓太監督による『チョコレートケーキと法隆寺』を上映します。いま議論を呼んでいるドラマ『明日、ママがいない』でも舞台となっている児童養護施設を、当事者自身が描いたドキュメンタリー映画です。子供時代を児童養護施設で過ごした監督は成人を迎えて、 かつて生活を共にした同級生を訪ねる旅に出ます。久しぶりに再会した友人は高校卒業とともに経済的な自立を求められ、厳しい現実に直面しながらも、将来の進路を必死に模索していました。そして、その旅はかすかに記憶に残る母親の姿を求めて五島列島へと続いていきます。愛情や友情の痕跡を現在の時間のなかに見つけようとする静かな旅が描かれています。

SFC * SFC

2020年Fabcity横浜をつくるためのガイドブック

責任編集長:小原和也(M1)
「横浜××化計画」検討委員会
冊子責任編集:Joyce Lam(M1) / 原野枝(M1)

FAB9で生まれた社会関係資本をもとに2013年度10月〜2014年度2月にかけて「FabCity横浜の可能性を描く」セッションを開催しました。本作品はそのセッションの成果をまとめた冊子です。横浜の創造活動をさらに高めたいと思われている企業、NPO、団体の皆さんにお届けします。本冊子では、先行するスペインバルセロナの基礎調査などをはじめ、横浜市の現状やデジタルファブリケーション技術進展などの検討を加え、2020年横浜の未来図を描き、横浜市の観未来像を描きます。