ファブラボの実践と研究

田中浩也研究室

どうやら、人間の歴史には見えない「周期」が埋め込まれているようで、およそ15年に1度、「技術」と「社会」が出会うときがやってきます。専門家が育ててきたテクノロジーが、一般市民に開放され民主化される「転換」が起こります。技術が社会に浸透し、市民のものとなり新しい意味が生まれます。私が経験した第一の波は1980年の「パーソナル・コンピューター」でした。第二の波は1995年の「インターネット」でした。そして2010年にやってきたのが「パーソナル・ファブリケーション」(工業の個人化、個人的なモノづくり)です。

田中浩也研究室は、日本における「パーソナル・ファブリケーション」文化を進展させる先端開発研究拠点として、
・次世代の造形工作機械(デザインマシン)
・設計支援環境(デザインツール)
・親自然的な新素材(デザインマテリアル)
の新規開発を行っています。同時に
・Web上のオープンソースデザインシステム
・ものづくり知識の共有・継承・派生・分岐・進歩・進化の手法や記述法(デザインスクリプト)
にも関心を持つと同時に、
・制作物の途上国への移転・輸送・設置(ワールド・ワイド・ロジスティクス)
・海外でのものづくりワークショップの開催・参加
にも積極的に取り組んでいます。

教員

田中 浩也

慶應義塾大学環境情報学部教授

田中浩也 プロフィール